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子ども部屋は必要?

2019年2月11日「月曜日」更新の日記

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「子ども部屋は居心地悪く」。私はいつもそうアドバイスしています。部屋はベッドと勉強机と本棚が入れば十分。それにクローゼットがあれば申し分ありません。友だちが来たら、リビングで遊べばいいのです。それなら、ご両親も自分の子どもがどんな友だちをもっているのかがわかります。子ども部屋の居心地が悪ければ、子どもは自然とリビングで過ごすようになります。居心地の悪い子ども部屋とは対照的に、リビングは最高に居心地のいい部屋にします。座り心地のいいソファと50インチのテレビを置くのもいいでしょう。大画面で映画を観るなら、ぜひ家族一緒に楽しみましょう。「この人が犯人かな?」「違うと思うよ。さっきの女の人じゃない?」などとしゃべりながら映画鑑賞ができるのが自宅のいいところ。映画館なら、「シーツ」と注意されかねません。ついでに、「あんなふうに人をなぐっちゃダメだよね」などとさりげない教育もできます。パソコンもリビングに置きましょう。今の子どもは小学校低学年でも上手にパソコンを操作します。しかし、いかんせん子どもですから、見てはいけないようなサイトまで見てしまうかもしれません。パソコンは子ども部屋ではなくリビングで、親の前で使わせるようにしましょう。子どもが小さいうちは、リビングで勉強するのもいいと思います。リビングに家族で共有できる本棚と簡単な机を置いてみてはいかがでしょう。家計簿をつけるママ、デジカメで撮った写真の整理をするパパと並んで子どもは絵本を読む。そんなふうに、別々のことをしながら一緒にいるのもいいものです。家族間の連絡用ホワイトボードをリビングに置くのもいいでしょう。私は家族のコミュニケーションは、携帯メールよりローテクのボードをおすすめします。「遅くなります。夕食はテーブルの上に。ママ」「今日は夕食いりません。パパ」「体育着の洗濯忘れないでね、一朗」そんな手書きのメモからは、家族の言葉が見えます。リビングに行かなくては伝言を残せない、という部分も大切。家族がリビングに集まる。本来そうあるべきものだと思います。広くて居心地のいいリビングは、家族だけでなく友だちも引きつけます。おしゃれなホームパーティをどんどん開きましょう。みんなが食べ物や飲み物を持ち寄る「ポットラックパーティ」なら気軽に開けます。人と人との出会いが、新たな人間関係を築いていきます。子どもが生まれたら、今度は、子ども連れのパーティを開きましょう。赤ちゃん時代からちょくちょく会っていると、子ども同士も友だちになります。幼稚園や学校が違う友だちは、子どもの視野を広げてくれる貴重な存在です。

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