へやみけ

トップ > 平成30年10月> 14日

「木造軸組工法」のここをチェック

2018年10月14日「日曜日」更新の日記

2018-10-14の日記のIMAGE
この建て方は、日本に古くから伝わる建築法です。「木造軸組工法」とは、柱と梁を組んで造るところから生まれた言葉。基礎の上に柱を乗せ、土台の上に柱を乗せて柱と柱を梁でつないでから、その軸の上に小屋をのせていきます。設計が自由なことと増改築がしやすいことが大きな特徴で、狭い敷地や変形敷地にはうってつけといえるでしょう。いわゆる「在来工法」というのも、この木造軸組工法のことです。木造軸組工法を使った住宅で最も多いトラブルとしてあげられるのは、筋交い家が地震や風などで倒れたりしないように柱と柱との問に斜めに入れるもの)や柱の太さです。柱の場合は、最高級の檜の柱もあれば、安い輸入材を使う場合もあります。コストを下げるには緇くて安い材料を使わざるをえないので、どうしても柱がひ弱になるケースが見られます。おまけに最近では、熟練した大工さんが減っていて、材料の善し悪しを見ぬけなかったり、技術レベルが問題になったりしています。注意しなければならないのは、自由に設計できるため、建売住宅の多くがこの工法を使っているようですが、柱以外に、筋交いが少なくて家が揺れる、コンクリートの基礎に亀裂が入る、廃材を使う……などなど、実は手抜きされやすいのもこの工法なのです。信用できる業者を選び、自分の目で建物を確認しましょう。

このページの先頭へ