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メンテナンスに優れた工法

2018年7月3日「火曜日」更新の日記

2018-07-03の日記のIMAGE
ヘッダー工法とは、ヘッダーと呼ばれる部分からキッチンや洗面など、各水まわりに配管が一つずつ独立して出ている工法です。この工法は、もし配管のどこかで水掘れがあっても、1本ずつ圧力をかけてみれば水漏れしている配管がすぐにわかります。配管の取り替えも1本ずつできます。これがさらにさや管式になっているものは、「さや管ヘッダー工法」といいます。刀のさやと同じ原理であるため、このように呼ばれているのです。中にある樹脂管だけが引き抜けるようになっていて、室内を解体せずに配管の交換ができ、メンテナンス性にとても優れた工法です。また、もう一つの「先分岐工法」ですが、これは、蛇口の必要な場所に応じてTの字型に分岐させて接続する工法。漏水リスクを防ぐためにあらかじめ工場製作するので、先分岐と呼ばれています。この工法の場合、配管全体がつながっているので、水漏れの位置を見つけにくく、水漏れした部分別の交換は基本的にできません。だからメンテナンスのときは、床や天井を大規模に解体する必要があります。配管は将来的に必ずメンテナンスが必要になりますから、先々を考慮すれば、「ヘッダー工法の物件が望ましい」といえます。

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