3つの工務店に話を聞きなさい！
2017年11月19日「日曜日」更新の日記
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- 『それ以上の会社に話を聞くのは、迷ってしまい、結局は逆効果』お客様の中には、まずＡランクのハウスメーカーの住宅展示場を見学し、そこで出てきた見積もりを見てビックリーこれは無理だということで、Ｂ、Ｃランクの工務店に顔を出し、さらにＤ、Ｅランクの工務店と、総計10何社もの会社を回ったあげく、結局はどこに頼めばいいのか分からなくなってしまったという方がいます。あまりに念入りに自分たちの理想の工務店を探し求めるあまりに、迷路にさまよい込んでしまうわけです。工務店選びで賢明な方法は、まず自分たちの希望するグレードは「Ａランク」なのか「Ｂ＆Ｃランク」なのか、あるいは「Ｄ＆Ｅランク」なのかを峻別し、そのランクの中の3社くらいに声をかけ、値段やデザイン、そして社長や営業マンとの相性を判断基準にして決定することです。Ａランクのハウスメーカーに施工を依頼したい！どうしてもハウスメーカーのプランドカがほしいから、内心では最初からハウスメーカーで建てると決めているお客様もいます。しかし、見積もりの金額が自分たちの懐具合とはあまりにかけ離れている。そこであえてＤ、Ｅランクの工務店にも見積金額を出してもらい、それを盾に、ハウスメーカーに値引き交渉をするというお客様がいるのです。お分かりのようにＤ、Ｅランクの工務店を駆け引きの道具として利用するわけです。そういうお客様の多くは、家づくりに失敗しています。ハウスメーカーというのは立派な住宅展示場を用意しています。社名がユーザーの脳裏に刻み込まれるように、繰り返しＴＶコマーシャルを流します。全国紙に広告を出しますし、豪華パンフレットも用意しています。当然、スタッフ数も多いわけで、彼らを扶養しなければなりません。あるいは株主に対する配当も念頭に置かざるを得ません。それらの負担を背負うのは、結局はお客様です。仮に値引き交渉が成功したとしても、あなたの希望はまずかなわないはず。ハウスメーカーが、儲けのない仕事をするはずがありません！余裕のある人はハウスメーカーに依頼すべきだと思います。しかし、ブランド力がほしいあまりにほかの中小工務店を駆け引きの材料にするというのは、本来の家づくりとはかけ離れた考え方だと言うほかありません。繰り返し強調しますが、自分のグレードに合った工務店3社に声をかけて、その中から1社を選択すべきです。そして残りの2社に対しては、「私たちの家づくりにぴったりなのは〇〇社でした。〇〇さんにいろいろと教えていただいたおかげで、失敗しない自信が出来ました。何かとお世話になり、本当にありがとうございました」そんな感じで、お断りの挨拶をする。挨拶さえしていただければ、たとえ他社に仕事を持っていかれたとしても、「うまくいくといいな」と、陰ながら応援したくなるものです。
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